藤岡皮フ科クリニック、大田区多摩川、皮膚科一般、アレルギー科藤岡皮フ科クリニック

皮膚科・アレルギー科

目次

皮膚科

 

アレルギー科

アトピー性皮膚炎

慢性的な皮膚の炎症性疾患であり、免疫システムの過剰な反応が関与しています。この症状は、皮膚がかゆみ、赤み、腫れ、乾燥し、しばしば湿疹や皮膚の荒れを引き起こします。患者の年齢や症状の重症度に応じて、症状の周期性や程度は異なります。
 
アトピー性皮膚炎は、遺伝的な要因、環境要因、免疫系の異常など、複数の要因によって引き起こされると考えられています。特に、家族歴に関連することが多く、両親や兄弟姉妹にアレルギー性疾患(アトピー性皮膚炎、アレルギー性鼻炎、気管支喘息など)がある場合、リスクが高まる可能性があります。
 
アトピー性皮膚炎の治療には、保湿剤の使用、ステロイド薬の塗布、抗ヒスタミン薬の服用、免疫抑制薬の使用などが含まれます。また、トリガーを避けることや健康的な生活習慣の維持も重要です。

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蕁麻疹(じんま疹)

皮膚の一部または全体にかゆみを伴う赤い発疹や腫れが現れる皮膚疾患です。一般的に、じんましんはアレルギー反応や免疫反応によって引き起こされることがありますが、その原因はさまざまです。
 
通常、刺激物にさらされた直後に発生し、数時間から数日間続くことがあります。典型的なじんましんは、赤く盛り上がった皮膚の斑点や丸い腫れが現れ、強いかゆみが伴います。一般的に、じんましんは短期間で解消することがありますが、一部の症例では長引くことがあります。
 
治療には、かゆみを和らげるための抗ヒスタミン薬やステロイドクリーム、冷却や保湿などの対症療法が一般的に用いられます。ただし、原因を特定して避けることができれば、再発を防ぐのに役立ちます。特に重症な場合や持続的な症状がある場合は、医師の指導のもとで適切な治療を受けることが重要です。

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白癬(水虫)

真菌が原因となる皮膚感染症の一種です。通常、真菌が皮膚の表面や角質層に感染し、症状を引き起こします。白癬はさまざまな部位に発生することがあり、その名前は感染が見られる部位によって異なります。
 
感染した部位の皮膚が赤くなり、かゆみや発疹が生じることがあります。軽度の場合は、抗真菌薬の外用薬やシャンプーが有効な治療法となります。しかし、重度の場合や頭部などの髪の毛がある部位に感染した場合には、経口抗真菌薬が必要となることがあります。
 
白癬は、感染の拡大を防ぐために適切な処置と衛生管理が重要です。感染を防ぐために、感染したものを共有しないようにし、清潔を保つことが重要です。

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にきび

にきびは、皮脂腺や毛穴の詰まりや炎症によって引き起こされる皮膚の疾患です。一般的に、顔、背中、胸、肩などの皮膚表面に発生します。
 
主な原因は、皮脂腺が過剰に皮脂を分泌し、毛穴が詰まることです。これにより、毛穴内の細菌が増殖し、炎症が起こります。
 
にきびは、軽度のものから重度のものまでさまざまな形態があります。一般的なにきびの症状には、白頭痘(白い頭のある赤いしこり)、黒頭痘(毛穴に詰まった皮脂や角質が酸化して黒く見える)、炎症性にきび(赤く腫れた、化膿した痘痕)などがあります。
 
治療法には、洗顔や保湿、専用の皮膚ケア製品の使用、外用薬(ベンゾイル過酸化物、レチノイド、抗生物質など)、経口薬(抗生物質、ホルモン療法など)、レーザー治療などがあります。また、日常的な健康的な生活習慣の維持や、皮膚を刺激することのない適切なスキンケアも重要です。

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乾癬(かんせん)

慢性的な自己免疫性の皮膚疾患であり、典型的には赤く盛り上がった皮膚斑や鱗屑(りんせつ)が特徴的な症状です。乾癬は、免疫系の異常によって引き起こされると考えられています。正常な皮膚細胞が過剰に生産され、古い皮膚細胞が正常な剥離プロセスを経ないまま蓄積され、赤い斑点として現れるため、その特徴的な症状が生じます。
 
乾癬は慢性的な疾患であり、完治することはまれですが、適切な治療や管理で症状を管理することができます。一般的な治療法には、外用薬(ステロイドクリーム、ビタミンDアナログ、トピカルレチノイドなど)、光線療法(紫外線療法)、経口薬(免疫抑制剤、生物学的製剤など)、またはこれらの組み合わせがあります。乾癬の治療には個々の症状や重症度に応じてアプローチを調整する必要があります。

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気管支喘息

慢性的な気道の炎症によって引き起こされる、気道の過敏性を特徴とする呼吸器疾患です。気管支喘息の主な特徴は、気道の炎症と、気道の収縮や粘液の過剰分泌による気道の狭窄です。これにより、呼吸が困難になり、喘鳴(ぜんめい)、咳、息切れなどの症状が生じます。
 
気管支喘息の発作は、さまざまな要因によって引き起こされることがあります。これにはアレルゲン(花粉、ハウスダスト、ペットの毛など)、感染症、冷えた空気、喫煙、ストレス、運動などが含まれます。気管支喘息の治療には、症状の管理や発作の予防が含まれます。これには、吸入薬(気管支拡張薬、ステロイド、抗炎症薬)、持続的な管理薬、緊急時の吸入薬(気管支拡張薬)、アレルギー管理、喫煙の禁止、健康的な生活習慣の維持などが含まれます。
 

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食物アレルギー

食物アレルギーは、特定の食品を摂取した際に免疫系が過剰反応を起こし、身体の異常な症状を引き起こす状態です。これは、一般的に食物を安全なものと見なしている場合でも発生する可能性があります。
 
食物アレルギーの症状の重篤さは、個人によって異なります。重度の場合、アナフィラキシスと呼ばれる重篤なアレルギー反応が生じ、呼吸困難、血圧の低下、失神などの緊急症状が現れることがあります。
 
主な食物アレルギーの原因としては、卵、牛乳、小麦、大豆、魚介類、ナッツ類、ピーナッツ、ごま、そばなどが挙げられますが、個人によってアレルギーの対象となる食品は異なります。
 
食物アレルギーの管理には、特定の食品を避けることが基本です。また、アナフィラキシスのような重篤な症状がある場合は、常に医師の指導の下で適切な治療を行う必要があります。

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